【10月】期間工おすすめ人気ランキング

【今日からホームレスになる】20代でギャンブルにハマりすぎて、人生詰んだww【体験談】

「パチンコやスロットなどのギャンブルに嵌ると決断力が圧倒的に低下する」

 

うだるような暑さが続く8月・・もう少しでお盆休みだ

カップルは海でデートを、高校生は夏期講習で忙しそう

 

そんなぼくは騒音が鳴り響くパチンコ店に入り浸っていた

仕事が終わると毎日のように3キロ離れたパチンコ店に徒歩で向かう。そして閉店間際まで遊んで帰宅する

1日で5万以上負けが続く日も珍しくなかったし、負けた日には帰り道、空気に向かって罵声を浴びせながら叫んでた

 

「ふざけんなよこのやろー。どなってんだよー。怒」

「なんで自分だけ。もういやだー」

 

よくYoutubeに投稿されている、電車で騒いでいるおかしな変質者そのものだ

マジで狂ってるよ。こんな人生・・・

 

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ホームレスになる瞬間は不意にやってくる

ぼくはその時、月収30万くらいの工場で普通に働いていました

給料が支給されるとパチンコに行って10日以内にはスッカラカンになる。そうなると食事もかなり粗末だった

限界までお金をギャンブルにつぎ込むので給料日まで残金5000円。1日300円とかそんな生活を続けてた

 

昼飯は朝自分で握ったおにぎり2つをトイレで食べてました。とてもじゃないけど食堂なんて行けませんからね

夜ご飯は片道3キロ離れたスーパーまで行って。半額以下になった4個100円のコロッケをまとめ買いした

翌月給料が入るとパチンコに20万円以上つぎ込んだ

 

「なんか色々どうでもよくなった」

 

ふとした時に・・・

工場で働くの疲れたから「もう辞めよう」と安易に決断しました

もちろん辞めることは自由だし、その後の仕事が決まっていれば誰も文句はいいません

でもぼくはその後の仕事も住む場所も全く決めていませんでした

 

こうゆうのを「ギャンブル脳」というらしい。仮に危機的状況になって解決策なんていくらでも思いつくだろう。その時はその時ってね

そんな風にかる〜く考えていました

 

そして期間満了の日がやってくる。その日は連休前

寮の管理人が言う。・・・今すぐに出て行って欲しい

「え?・・・はい・・」

 

急いで荷物を片付けて自分の全財産を小汚いバック2つにまとめました

おまけに夏だったので近所に買い物に行く用のサンダル姿

こうやってホームレスの自分が誕生したんですよ

「今日からホームレスになる」

 

その時、所持金7万円

「よし、パチンコに行こう」

 

全財産を賭けたギャンブルほど面白いものはない

会社から支給される最後の給料が1ヶ月後。この7万円をなんとかやり繰りして路上生活しなきゃいけないと思った

いや、まずは親に頼るとか仕事探すとかしょうよ?・・・なんて思うかもしれませんがやっぱり冷静に物事を考えることができません

 

大型の駅(博多駅)に降り立つと真っ先にパチンコ店(プラザ)に向かう自分がいました

仕事から解放されてやっと自由になった。好きな時間にパチンコが打てる。そんな気持ちでいっぱいでしたね

 

5時間経過・・・

 

そんな簡単には勝てません。やっぱり負けました・・

7万円がいくらになったと思います?4000円になりました

手持ちが1万円を切った時は、さすがにヒヤヒヤしたよ。このお金を使い切ったら人生終わり。「その勝負にベットする瞬間の魂の高鳴りは今でも忘れられない

だって7万円がぼくの全てであり、それを使い切ったら死を意味するわけで・・

 

あと1000円・・あと1000円・・・これを繰り返していくとさすがに全身の血の気が引いて席を立ちました

トイレで自分の顔面を見るとまるで「はんにゃ」の仮面を被った情けない男がそこに居た

人って死んだらこんな顔するんだ

 

スロットで万枚を出している客を睨んでパチンコ店をあとにした

(実はこのあと福岡天神にある玉屋で3000円使ったけど駄目だった)

 

世間が輝いて見える

お金が無いと何もすることがない。何もできない

普通だったら家で寝てればいいけどそんなスペースもない。借りるお金もない

 

何をするのか?

「ただ歩くこと。歩くことしかできません」

街中のみんなは”何か”目的があって歩いているけど、ぼくにはそんなものはありません

 

目の前にあるきれいなカフェもデパートもただの大きな岩と同じ。だってお金を持っていない自分には無意味な存在でしかありませんから

だから歩く。何か分からないけど、”何か”を求めてただひたすら歩いた

 

街中を歩くと食べ物屋が多い!肉まん・おしゃれなカフェ・ラーメン・・・

どれも全てが「輝いて見えた」

お金を持ってる時には気づかなかったけど、お金がなくなると人は「貪欲」になります。物事を見る視点が全然変わります

 

結局10キロ以上歩いた

昔住んで場所や通ってた小学校を意味もなく見て回った。ほんとなにやってんだろ

 

普段は華やかな高級住宅街が荒んで見えた・・・

寂しい・・「孤独の中心で孤独を叫ぶ」

無だよ!無、なんだよこの世界、何なんだよ自分

お金がないだけでこんなにも心が死ぬんだね

 

安心して寝れる場所がない!

福岡の博多や天神は割と都会なので安心して寝れる場所がありません

どうしようか迷った結果・・・数キロほど離れている大濠公園へ(かなり大きな公園)

その日はそこにあるベンチで寝ました。夏なのに夜になると寒いし虫も多い。熟睡なんて出来ません

 

そういえば頭がなんだか痒い。お風呂に入ってなかったので近くの噴水で頭を水で流した。さっぱりした

すると雨が降ってきたので屋根のある小屋へ向かった

 

暇だったのでベンチに座ってると不気味なおっさんが近づいてきた!

彼は50代後半、痩せこけてて、霊が取り憑いてそうな不気味な男だった

 

男「ねえ、お兄さん 近くに施設があるんやけどちょっと来てみない?」

こえーよw

ぼく「いや、ちょっと友達待ってるんで。すみません」

男「お兄ちゃん見てると自分と同じ匂いがする。感じる」

ここまで堕ちたか・・自分が嫌になった瞬間だった

 

男「ぼくは昔ね。薬物dslajsギャンsdfルで刑務所にいsfusif・・・」

ぼく「じゃあ行きますね。汗」

関わるのが怖かったので急いで男性から離れた。大雨が降っていたけど傘なんて持ってなかったからびしょ濡れになりました

 

疫病神が近寄ってくるくらい疲労がピークに達していた。とにかく眠たかった

どこか安心して寝れる場所はないだろうか?考えた

「あ、海とかいいんじゃないか(๑╹ω╹๑ )」

 

思いついた途端に歩いてた。擦り切れそうなサンダルで5キロ先の百道浜へ(福岡タワー近くにある砂浜)

入り口の近くは若者がたむろっていたので少しだけ奥の方まで歩いた

やっと横になれる。安心した

 

砂がクッションの役割を果たしてて気持ち良かった。初めて熟睡できた

3時間くらいは寝れたんじゃないだろうか・・・空には満天の星空が輝いていて綺麗だった。自分だけの空間

感動の余韻に浸っていると・・・突然雨が降って来た

どこまでも運の悪い男だ

 

再び、繁華街へ

安心して寝れる環境を手にいれる事ができたけど、食料がないし、暇つぶしも出来ない

だってここ海辺だから何にもないんだもん

しかも夜にヤンキーたちが花火したりして騒いでいるので何だか怖かったです

 

そんなわけ直ぐに繁華街に向けて歩き出しました

日中は暇だったのでブックオフで立ち読み。飽きてくると紀伊国屋書店でビジネス書をずっと読んでた

ご飯は1日に1回、松屋の300円の牛丼1杯だけ

これがめちゃくちゃ美味しいわけですよ。もう感動。”食”って素晴らしい

最後の一粒・・いや一汁まで味わった

 

問題は寝る場所だけ(ホームレス生活で悩むのはいつもこれだけ)

トイレから追い出される

みなさんも気づいていると思いますが、パチンコ店なんかに行くとずーーっっと使用中のトイレがあったりします

あれは中でホームレスが寝ている可能性が高いと思うんですよね

誰にも邪魔されないし、椅子に座って眠れますから

 

いいトイレないかなーって繁華街を探しているとありました!

(福岡・中洲にあるドンキーホーテが入ってるビル)

この界隈では廃墟ビルなんて呼ばれていてテナントがほとんど入っていません。トイレはきれいで人がほとんど居ないという好立地案件なんです

しかも24時間営業。深夜は誰も来ません

 

合計10日くらい利用しました。しかし11日後にとある事件が起きたんです・・

 

トイレの便器で座って寝ていると、

「ドンドンドン、ドンドンドンドン」

扉を叩く音がしたので上を見上げるとビルの警備員がこちらを覗き混んでいました

警備員「いつもいるよね・・。出て行って」

 

追い出された

ずっと座ってたから足が痙攣してて歩けなかったけど、その場が怖かったから急いで逃げましたよ

「哀れ」という言葉にぴったりの光景だ

また寝る場所が無くなった・・・お腹すいた・・

 

寝る場所を探してると博多座という有名なビルを発見した。風が当たらない場所だったのでここで寝ようと思った

でも10分後くらいに警備員が来て追い出された

 

ぼくは同じ中洲にある博多座に向かった・・

玄関前が人目を避けれそうだったでの安心して寝てたんですよ・・起こされました

こうゆうビルにはやはり警備員が常駐してるみたいですね

 

 

そして仕方なく雑居ビルの物陰で寝ることに・・

男「おい、大丈夫か」

 

ぼく「うぁお」

心臓が飛び出るほどびっくりした。目を開けると60代くらいのおじさんの顔がそこにはあった

男「こんなところで寝てると襲われるぞ」

ぼく「すみません。眠」

多分、起きなかったら貴重品やバック奪われてた。深夜に誰も歩かないようなビルの隙間だったのでさすがにビビりましたよ。汗

 

その後は、食事はデパ地下の食品売り場の試食品・コーヒーはカルディ(Kaldi)の店頭で済ましてました

そんな生活を耐える事、1ヶ月。銀行口座に23万が入金される!

よしパチンコに行こう!

 

・・・とはならなかったが、復活

(でもパチンコを止めたのはずっと先の話)

 

再起:ぼくらには問題に立ち向かう勇気と努力が必要!

ホームレスという立場はどんな仕事よりもきつい!断言します

何も希望がない人生なんて苦痛で退屈なものでしかないし、やればやるほど心が荒んでゆくからです

ホームレスなんて本当につまらない人種だと思いました

 

底辺から”普通”に生活を営んでいる人たちを見ると本当に輝いて見えた

同僚と酒を飲みながら談笑してる人・手を繋いで歩いているカップル・幸せそうな家庭・仕事している人・・・

つまり「普通」に人生を歩んでいるという状況はとても素晴らしい、尊いものだと思います

そんな簡単に手に入るものではありません

 

生きてゆくというのは正直めんどくさいです

自分の意思で生まれたわけじゃないのに、この資本主義社会で格差に埋もれながら葛藤しなきゃならない

「不都合な真実」そのものだよ!

 

でも30代になって「1つだけ」気づいた事があります

目の前の現実から逃げれば逃げた分だけ、居心地の悪いところへ落ちていく

 

目の前の問題に向き合う勇気があれば少しずつ事態は解決に向かっていく

 

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パチンコに大負けした3ヶ月後に、期間工で100万円を手に入れた本当の話

 

元依存症だけど、パチンコやスロットが”絶対に”勝てない理由を短時間で解説する!

底辺のぼくらは明日、「ネットカフェ難民」になっても不思議じゃないのかもしれない。

最後まで読んでくれてありがとう!

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9 Comments

けんしろー

この頃の話ってパチスロで言うなら4号機の時代ですか?

かげぽん

ウシジマくんはフィクションですが、これは実話です
少しでも気を抜くとまたあの頃に戻ってしまうような気がしてます・・・

ジェロニモ

リアルウシジマくんじゃないですか・・w
僕も期間工検討してるので参考になります。

かげぽん

こんなクズさは氷山の一角ですよ
でもこのクズ経験があったからこそブログネタがあるわけで・・・
普通の人生だと何も書く事ないですからね!!

匿名

クズやんw 底辺からよくここまで這い上がれたね。 これからも頑張って

かげぽん

ありがとうございます。ちょっと頑張って書いてみた記事です

ぼくも思います
何事もコツコツが大事
長期的に物事を考え出すといい結果が割と付いてきます!

名もなき期間工

私はかつて多重債務者だった時代に、この記事の締めくくりの言葉と同じような事に気付いてどうにか完済する事が出来ました。

いつも楽しく読ませてもらってます。また楽しみにしてます。

かげぽん

次回作に期待してください!
メシウマですよ(´・_・`)

蹴りたい背中

内容が次回最終回みたいなノリで心配ですけどまさか・・・

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